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ウクライナ戦争における直近の注目点等

ロシアがウクライナに軍事侵攻してから2か月余。本日5月9日は、ロシアにとって、第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利した「戦勝記念日」である。プーチン政権には今回の軍事侵攻について、国民に何らかの「成果」を印象づけたい考えがあるとみられ、対西側への発言や、今後のウクライナ侵略の具体的な戦略等を含め、プーチン政権の動向が注目される。
このような中、中東情報筋は、ウクライナ戦争に対する総合的な見方として直近の注目点を以下のように分析した。

1. 全般動向
ロシアは5月9日、旧ソ連による対ドイツ戦勝記念日を迎え、モスクワの「赤の広場」で軍事パレードが行われた。パレード観閲前にプーチン大統領が演説し、ウクライナ侵攻に絡んでゼレンスキー政権と北大西洋条約機構(NATO)を非難。ウクライナ東部ドンバス地方や祖国のために戦っているとして、ロシア軍を讃えた。作戦については、クリミア半島への「侵略」や隣国の核保有を阻止する先制攻撃だと正当化した・・・・・

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2022年5月9日

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