ウクライナのゼレンスキー大統領の突然の訪米の意味と世界的なテロ情勢の注目概況等
1.ウクライナのゼレンスキー大統領の突然の訪米の意味
今年2月24日、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナの「非軍事化」及び「非ナチ化」などを口実に、「特別軍事作戦」と称する全面的な軍事侵略に踏み切った。この侵略から10カ月が経とうとする12月21日、ウクライナの最高責任者であるゼレンスキー大統領が突如訪米した。米国訪問中、同大統領はバイデン大統領との首脳会談を行ない、米国連邦議会の上下両院合同会議で演説した。
戦時下にかかわらずゼレンスキー大統領が訪米に踏み切った背景に何があったのか。今後の戦局を見る上で大きな影響を持つ今回の出来事について各報道は、「ロシア軍の撃退を目指すウクライナにとって米国の支援が生命線になっているから」「米国からの手厚い支援を確保することで欧州からの援助拡大にもつなげ、ロシアの戦闘継続能力が尽きるまで戦い抜く戦略」などとしている。それも目的の大きな部分だったかもしれないが、米国側の狙いも含めて真の狙いは、果たしてそこにあったのだろうか・・・・・
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2022年12月26日