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イスラエルとイスラム過激主義組織ハマスの「戦闘休止」の終わりと、戦闘に起因する世界的な 対立行動が意味するものなど

1. イスラエルとイスラム過激主義組織ハマスの「戦闘休止」の背景

12月1日、イスラエルが、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘を再開した。

イスラエルとハマスは先月24日に戦闘休止に合意して以降、戦闘休止を2回延長し、互いに人質の解放と囚人の釈放を進め、更なる戦闘休止延長に向けた交渉を行なってきた。

しかし、11月30日午前7時40分頃、エルサレム郊外のバス停で、パレスチナ人の男2人が一般市民を狙った銃乱射事件が発生し、女性3人が死亡、6人が負傷した。

イスラエルとハマスが「戦闘休止1日延長」に合意してからわずか1時間後のことである。

M16ライフルを持った1人と、拳銃を手にした1人が車でバス停に近づき、車から降りると、バスを待っていた人々に向かって銃を乱射し、近くにいた非番のイスラエル兵2人と民間人1人が、襲撃した2人を殺害した。車両からは大量の弾薬が見つかったとされる。

襲撃したのは東エルサレムのスール・バヘル地区に住む30代の兄弟2人で、2人はテロ活動への関与で実刑判決を受けて収監されたことがあった・・・・・

 

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2023年12月4日

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