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イスラエルとイスラム組織ハマス間のガザ停戦合意の脆弱性とその‟不確実性“、及びドイツ極右政党AfDによる移民送還訴えの動きと、ルーマニア大統領選挙のやり直しのSNS活用問題等

1.イスラエルとイスラム組織ハマス間のガザ停戦合意の脆弱性とその‟不確実性“

イスラエルとイスラム組織ハマス間の「ガザ停戦合意」について、合意の是非を協議する全体閣議がイスラエルで開かれ、1月18日早朝に24対8の多数決で承認され、19日午前8時30分から正式に停戦が発効するはずであったが、実際にはハマス側の人質解放リストの提出が遅れ、3時間後の合意履行となった。

そして、先ず、2023年10月17日の奇襲攻撃でハマスがイスラエルから拉致した人質のうちイスラエル人の女性3人と、イスラエルに収監されていた少年と女性のパレスチナ人囚人90人が赤十字社を介して交換された。

しかしながら、その合意はこれまで繰り返されては、壊される相互不信の「ガラスの上での綱渡り」であることから、一触即発の事態も起こり得る合意であることには変わりがない。

今回の停戦交渉は、19日で退陣するバイデン米政権のチームに次期トランプ政権の特使も加わる米国交渉団とカタール、エジプトが仲介国として、停戦交渉の主導的役割を担った・・・・・

 

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2025年1月20日

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