ますます増大するサイバーテロの脅威 ―シンガポール最大の医療グループに甚大なサイバー攻撃―
世界が注目した米朝首脳会談(6月12日)の開催舞台を提供したシンガポールで、同国最大の医療グループ「シングヘルス(Sing Health)」が、何者かによってサイバー攻撃を受け、2015年5月1日から2018年7月4日の間に同グループが運営する専門外来クリニックや総合病院を訪れて診察、治療を受けた約150万人分(同国総人口は約561万人)の患者データ、個人情報等が流出する重大なサイバー攻撃事件が起きた。また、今回、流出したデータの中にはリー・シェンロン首相や閣僚の処方箋データが含まれていたことから、犯行組織が個人的なものではなく国家機関のサイバー技術に精通した者らによる犯行であったのではないかとの政府見解も出されている・・・・・
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2018年8月6日