「2024パリ五輪」の予想外の成功とフランスの今後、及び世界の諸情勢
1. 「2024パリ五輪」の予想外の成功とフランスの今後
「2024パリ五輪」は8月11日、スタッド・ド・フランス(フランス競技場)で閉会式が行なわれ、19日間の競技全てが終了し、閉幕した。この間、重大なテロ事件やサイバー攻撃事案もなく、「オリンピック旗」が次回夏季五輪(2028年7月)開催地である米国カリフォルニア州ロサンゼルス市長に手渡された。
そして、パリでは8月28日から9月8日までの「2024パラリンピック」開催に向けた準備が最終段階に入る。
閉会式では、退任するバッハIOC会長がスピーチで、「オリンピックは平和を作ることはできないが、戦争や紛争で分断された国同士であっても、互いを尊重し、平和の文化を作り、世界が、そして何十億人もの人々の心が動かされた」、「パリ五輪は新たな時代の大会となった」と述べるなど、内戦、戦争などで分断されている世界の現実を見据えて、オリンピックの意義を改めて世界に呼び掛けた・・・・・
※このWeekly Reportは会員様専用(ご契約者様)に配信しております。
2024年8月19日