「米国同時多発テロ事件」から24年経過、イスラエル軍によるカタール首都ドーハのハマス拠点空爆の波紋、及び米国の「MAGA」支持学生団体指導者射殺事件と米国社会の分断
1. 「米国同時多発テロ事件」から24年経過
無差別・大量殺戮を目的としたイスラム過激組織「アルカイダ(AQ)」が引き起こした「9.11米国同時多発テロ事件」から24年が経過した。
2001年9月11日朝8時46分の最初の実況テレビ映像は、先ず米国民間航空機アメリカン航空11便がニューヨークの世界貿易センター(WTC)北棟に突入、そしてユナイテッド航空175便が同センターの南棟に突入し、高層ビルが相次いで崩壊する光景であった。まるで映画を見ているような信じがたい状況は、現在も脳裏に焼き付いたままである。さらに、テロ実行犯人らはアメリカン航空77便で米国防省(ペンタゴン)ビルに突入、別のユナイテッド航空93便もペンシルバニア州の森林平野に激突するという前代未聞の世界を震撼させる未曽有のテロ事件となった。
その後の各種国際テロ会議では、米当局からテロ事件現場の実態と対応を繰り返し見せられ、レクチャーを受けて、その実態の深刻さを覚えた。犠牲者は日本人24人を含む2,977人が死亡、負傷者が数千人に上る(テロ実行犯19人を除く)とされ、現在も身元不明、行方不明者の検視作業が続けられるなど、毎年、WTC跡地に建設された「グラウンドゼロ」で慰霊祭が続けられている・・・・・
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2025年9月16日
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