「平昌冬季オリンピック」開催中の朝鮮半島情勢
平昌五輪が先週９日に開幕した。平和的な大会内容の放送が行なわれているものの、もう一方から眺めると、“この機”に乗じた北朝鮮の韓国政府に対する硬軟両面での揺さぶりが目立った一週間でもあった。
北朝鮮は、「平昌（ピョンチャン）冬季五輪」の開会式を翌日に控えた８日、北朝鮮人民軍の創建７０周年（注１）を祝う軍事パレードを首都・平壌の金日成広場で実施し、軍事力を誇示した（情報筋）。一方では、１０日午前、五輪開会式に参加のため訪韓した、金与正（キムヨジョン：北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の実妹）氏が、金正恩委員長の特使として韓国の文在寅（ムンジェイン）大統領と会い、「早い時期に面会する用意がある。都合の良い時期に訪朝してほしい」とする金正恩委員長の考えを口頭で伝えるなど、日・米・韓の今後に影響を与えるような事案も見られた。一連のシナリオは誰が描いているのか？朝鮮半島情勢は今後も目が離せない・・・・・
※このWeekly Reportは会員様専用（ご契約者様）に配信しております。
2018年2月13日