「反ユダヤ主義テロ事件」の危険性、中国に蔓延る懸念事件と日本人の短期訪中ビザ免除再開、及び米大統領選を巡る虚偽情報とトランプ米政権誕生への脅迫事件の顕在化など
このところの国際政治は、より一層、米国と中国を抜きにしては捉えられなくなった感がある。
「MAGA」(‟米国を再び偉大な国にする”の意味)主義を前面に打ち出したトランプ新政権誕生まで2か月を切った米国と、それに対抗すべく、欧州や「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国などからの支持拡大に努める中国の習近平国家主席。先般の「G20サミット」に合わせ、ショルツ・独首相ら欧州3首脳と会談した習主席の動きや、「APEC」でも「多国間主義」や「反保護主義」の重要性を訴えた言動は、米国での政権交代を前に、主要各国との関係の安定化を図る狙いそのものである。
一方のトランプ次期米大統領は、マイペースを貫き1期目の轍を踏まぬように「イエスマン」で周辺を固めつつ、早くも「劇場型ディール外交」を前面に、強硬的政策を打ち出す体制固めに入っており、今後、この二人を中心とした「米中二大勢力」が示す具体的な動きを注視しなければならない状況になっている・・・・・
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2024年12月2日
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