JITGS Weekly News

親イラン・ヒズボラの最高指導者殺害とイスラエル軍のレバノン侵攻の現実味及び 中国・深圳での日本人児童刺殺事件を巡る日中両国間の認識の相違明白の意味

1.親イラン・ヒズボラの最高指導者殺害とイスラエル軍のレバノン侵攻の現実味

刻々と変化する中東情勢の推移には、眼を離せない。日本政府は、レバノン、イスラエル両国からの邦人の安全確保と緊急避難のために、自衛隊機をヨルダン、ギリシャに派遣する対応措置を講じている。

原油、天然ガスの安定的な供給を中東地域に90%近く依存する日本にとって、戦争や地域紛争などの拡大が、エネルギー・サプライチェーンに直接的な影響を及ぼし、まさに‟経済安保”の視点からもその情勢推移に注視せざるを得ない。また、事態の推移によっては、戦争の代替手段としてイラン革命防衛隊とその親派である「抵抗の枢軸」の諸武装勢力によるテロ活動が世界的な拡がりを報復行動として動き出す可能性があり、注意を要する。

パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラム組織「ハマス」に対する空爆作戦を現在も継続し、人質解放とハマス勢力壊滅を目指すイスラエル軍は、自国の安全保障を確立するとして、次の新たな軍事作戦を展開した・・・・・

 

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2024年9月30日

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