JITGS Weekly News

朝鮮半島情勢及び中東と直近のテロ情勢など

6月12日にシンガポールで史上初の米朝首脳会談が行われると報道された後の先週、北朝鮮と米国のそれぞれの思惑と駆け引きにより状況が二転三転し、実現が危ぶまれている。一週間の間に何が起こり、現在どのような状況であるかを情報筋の見方と併せて以下にとりまとめてご紹介する。
また、イラン核合意からの米国の離脱とイランの今後の動向が関係国に与える影響等についても考察する。
<6月12日開催予定の米朝会談中止表明から一転、再開か?>
北朝鮮の非核化と北の体制保障をめぐり、米朝が激しく牽制しあってきた。米側は核弾頭や大陸間弾道ミサイル(ICBM)などを半年以内に国外搬出するよう求める一方で、「テロ支援国家」指定の解除も示唆。そんな矢先に、北朝鮮が米朝首脳会談の実現が危ぶまれると脅してみせるなど、交渉を優位に進めるためのせめぎ合いが続いてきたが、トランプ米大統領は24日、6月12日にシンガポールで予定していた米朝首脳会談について「いまは不適切だ」として中止する考えを表明した・・・・・

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2018年5月28日

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