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新型ノロウイルス「GII.17」 流行の兆し

激しい嘔吐や下痢を引き起こすノロウイルスには、ヒトに感染する遺伝子の型が31種類あるが、遺伝子型の判別が可能になった平成16年以降、国内でも海外でも「GII.4」という型が流行の主流を占めてきた。
ところが、川崎市健康安全研究所と国立感染症研究所などのグループが去年10月からの半年間、国内の患者から検出されたウイルス2,000株以上を調べたところ、今年に入って、「GII.17」という型が急激に増え、2月以降は、全てこの型になっていた。さらにこの「GII.17」の遺伝子を詳しく解析したところ、ヒトへの感染のしやすさに関わる部分が変異し、ヒトが免疫を持っていない新たなウイルスになっていたことが判明した。
ウイルスは、変異によって新たなタイプが出てくると、ヒトがそれまでに獲得した免疫が・・・・・・・

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2015年8月31日

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