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情報伝達の重要性を再認識すべき英国でのテロ事件と、パキスタンで再びテロ事件発生

1. 2017年の英国マンチェスター自爆テロ事件で、MI5が阻止の機会を逃したとの報告書公表

英国のマンチェスター・アリーナで2017年に起こった自爆テロ事件を巡り、「情報局保安部(MI5)が攻撃を阻止する機会を逃した」とする内容の報告書が、3月2日に公表された。

本事件の事実関係は時間的に古いものだが、報告書の内容として情報を取り扱う上で、あってはならない「的確な伝達が行なわれなかった事例」として特筆すべき事案である。

当該事件は、2017年5月22日午後10時30分過ぎ、米国の人気歌手「マリアナ・グランデ・コンサート」の会場内で惹起されたもので、観客たちが外へと向かっていた最中に、容疑者の「サルマン・アベディ」が、ロビーで手づくりの爆破装置を起爆し、22人が死亡、数百人が負傷し、容疑者自身も死亡したという自爆テロ事件である。英国では、同年3月にもロンドンの国会議事堂近くで襲撃テロ事件が起きたばかりであり、テロに対する警戒は高まっていた・・・・・

 

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2023年3月13日

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