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中国、イラン、ロシアをめぐるサイバー攻撃の脅威と最近のテロ事案

・東京オリンピックの円滑開催に不安をもたらすサイバー攻撃主要国の実態と日本への影響
・米連邦議会の検問所に車が突入し、警備中の警察官2人が死傷
・アフリカ南部・モザンビークで、イスラム過激派武装組織による襲撃が連日発生

1.サイバー攻撃が注目される主要国の概況
東京オリンピックが7月に迫る中、海外情報筋は「大会の円滑な運営を脅かす最大の脅威はサイバーリスクであろう」とし、中国、イラン及びロシアからの脅威リスクの特徴を以下のとおり解説している。
(1)中国
中国は、2050年までに世界的な技術超大国になるという長期目標を目指し、この目的のために米国との技術競争に莫大な投資を行なっており、世界の通信インフラの支配を進め、サイバー空間、海底ケーブルなどあらゆる通信網を中国管制網に経由にさせ、自国政府のコントロール下に置く目標を立てている。
その事例の一つがアフリカである。中国は、アフリカの通信インフラ整備に莫大な投資をしており、そのネットワークが中国を経由するように構築している・・・・・

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2021年4月5日

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